200円で証明写真を作れる? 便利なコンビニコピー機
コピーをしたければ、自宅のプリンターを使う。証明写真を作りたければ、自動証明写真機で写真を撮影する。そういう選択も今や昔。プリンターを購入して使う必要はないし、自動証明写真機で証明写真を撮影する以外にも選択肢がある。
2014年時点では、どこのコンビニでもほぼ置いているコピー機がプリンターや自動証明写真機の代わりを務めるようになった。コピー機というと、単に書類や免許証を読み取って印刷するだけと思いがちだけれども、コンビニのコピー機はコピーするだけでなく、他の機能も充実している。
「コンビニのコピー機はコピーしかできないでしょ?」と思っているあなた。遅れていますね。コピーするだけの用途でコンビニのコピー機を使っていてはもったいない。もうコンビニのコピー機はただのコピー機じゃなくて、万能なネットワークマシーンになっています。
コンビニのコピー機で何ができるかは、実際にウェブサイトでチェックしてみるといいでしょう。
普通のコピーだけでなく、スマホやデジカメで撮影した写真のプリント、USBメモリーに入れたPDFのプリントアウト、サーバーへ送信しておいた写真や文書ファイルのプリントアウト、文書のスキャン、住民票や印鑑証明書の発行など、まあ便利な機能が揃っています。
コンビニで公的証明書を発行している市町村もありますが、まだ少ないですね。平成24年とか25年とか、つい最近発行が始まったところが多く、もっと早くからできなかったのかと思えるほどです。
市町村の窓口は土日祝日は開いていないので、そういう日にコンビニで公的証明書が取得できるのは便利でしょう。
住基カードをコピー機にセットし、読み込ませ、本人確認する仕組みになっているようですが、コンビニ発行に対応した市町村が増えれば、住基カードの普及率も向上するでしょうから、もっと積極的に市町村は公的証明書のコンビニ発行へシフトしていくべきでしょう。
一般の文書のように、ネット経由で発行申し込みして、コンビニで認証コードを入力すればプリントアウトできるようにしてもいい。
自宅でICカードリーダーを使い、本人確認を行う。そして、発行申し込みをして、コンビニに行き、発行する。これならば、コンビニに住基カードを持っていく必要はない。自宅で認証作業と発行予約を済ませておけば、もっと便利になるでしょう。
コンビニのコピー機を使うようになると、自宅のプリンターはもう不要になる。地方都市に住んでいて、身近にコンビニが無いならばプリンターを買わざるを得ないけれども、そうでないならば、コンビニのコピー機を積極的に使ったほうが良い。
プリンターを買う必要が無いし、インクカートリッジを買う必要もない、故障してイライラすることもない。用紙を補充する必要もない。
インクが切れた時のイライラ感から開放されるにはありがたい。プリンターのインクは使っていなくても徐々に蒸発するようになっていて、「あれぇ? ほとんど使っていないのにインクが激減してる」みたいなことも経験した覚えがある。
また、プリンター商売の特徴として、本体を安く販売し、インクカートリッジを高く販売することで帳尻を合わせるようになっているので、インクを購入するときの割高感を嫌がる人も多いはず。
コンビニのコピー機では、写真のプリントアウトもできるので、自宅のプリンターではなく、コンビニやカメラ屋のデジカメプリントサービスを使うほうがいい。1枚30円ぐらいだし、インク代と用紙代を考えれば、プリンターを使うよりもお得。
L版で30円なので、もう自宅でプリンターをウィンウィン言わせて写真をプリントアウトする必要はない。
もう個人用のプリンターは特別な理由がない限り要らない気がする。ただ、業務用のプリンターはまだまだ需要があるので、業務用に特化すればプリンターは売れると思う。
さらに、証明写真もコンビニのコピー機でプリントアウトできるようになっていて、自動証明写真機で撮影していた証明写真もコンビニで作れるようになっている。
スマホや一眼カメラで撮影した写真を、USBにデータを入れるか、サーバーに送信するか、いずれかの方法でデータをコンビニに持って行き、そこで証明写真としてプリントアウトすれば、自動証明写真機とほぼ同じ写真ができあがる。
さらに、自動証明写真機だと撮影料金は700円ぐらい必要だけれども、コンビニで証明写真をプリントアウトするならば200円でOK。
ただ、この方法にも欠点はある。まず、自分で写真を撮影しなければいけないこと。さらに、カメラを用意しなければいけない。あとは、背景をどうするか、照明をどうするか。そういったことも考えて撮影しないといけないので、まぁメンドクサイと言えばメンドクサイ。
撮影した後に、Photoshopなどで調整する手間まで考えると、「もう自動証明写真機でいいや」と思う人もいるかもしれない。自動証明写真機ならば、カメラも背景も照明も自分で用意する必要がないからラクチン。
自動証明写真機にお任せで証明写真を作るか、それとも自分でリーズナブルにコンビニで証明写真を作るか。選択ができるようになったのはありがたい。