2014年5月24日
iPhoneを売るときは初期化するだけじゃダメ。iCloudアカウントとのリンク解除も必要。
iPhoneには、iCloudで連絡帳やメール、ブックマークを同期する機能があって、端末を買い替えたり機種変更した時は、Appleアカウントを端末に設定するだけで、古い端末からデータを引き継ぐことができるようになっている。
特に、Safariのブックマーク同期はありがたくて、ブラウザーを多用する私にはすこぶる便利。
さて、この便利なiCloudなのだけれども、iPhoneを何らかの理由で売却するとき、ちょっと厄介な点がある。
ケータイを売るときには初期化するのが当たり前なのだけれども、iPhoneももちろん初期化できるし、そうするべき。設定画面から初期化へのメニューがあって、カンタンに初期化できるのがiPhoneのいいところだけれども、初期化してもリセットされない機能がある。それは、iCloudとのアカウントリンク。
iPhoneにAppleアカウントを設定すると、iCloudへの設定も行われるが、iCloudへの設定を行うと、iPhoneとiCloudのアカウントがリンクされ、iCloud上で自分のiPhoneが見えるようになる。
iPhoneを探すという機能を使うときには、PCからiCloudにアクセス(https://www.icloud.com/)し、端末を選択すると、音を鳴らしたり、端末をリセットしたりできる。
iPhoneとiCloudとのリンクは、端末を初期化しても解除されず、別途で解除する必要があるので、この点には注意が必要。リンクを解除せずに端末を売ってしまうと、次の所有者が使おうと思っても、前所有者のAppleアカウントが要求されiPhoneを使えない状態になってしまう。
だから、iPhoneを他の人に譲渡するときは、端末の初期化とは別に、アカウントと端末のリンクを解除しておく必要がある。
上記のウェブサイトで紹介されている手順で、自分のiCloudアカウントとiPhoneのリンクを解除して、やっと自分の手元からiPhoneを手放すことができる。
「売るときは初期化すればいい」と思っていると、忘れてしまいがちな点なので、アカウントリンクの解除については知っておくべき。