2014年6月12日

動画サービスのダウンロード機能は便利。 カクカクせずにビデオを再生できる。


 月額払いの動画サービスを利用すると、レンタルショップでDVDやBDを借りる必要がなく、さらに返却する手間も省けるので、各種のオンラインビデオサービスを使っている人も多いはず。

 ただ、動画を観るとなると、通信量が増えるために、モバイル回線で鑑賞していると、通信制限が課される場合もあり、あまりジャンジャンとスマホで動画を観にくい。固定回線やWiMAXシングルならば通信枠に制限がないけれども、最近のモバイル回線には2GBや5GB、7GBのように月間での通信枠が設けられているため、動画を外出先で気軽に見放題というわけにはいかない。



 そういう事情も考慮して、ビデオサービスの中には工夫をしているところもあって、動画をローカルストレージにダウンロードできる機能を設けているサービスもある。私が知っている限りでは、docomoのdビデオdアニメストアとKDDIのauビデオパスにはダウンロード機能がある。このダウンロード機能を使うと、事前に固定回線でビデオをダウンロードしておき、外出先でそれを再生できるので、モバイル回線の通信枠を節約できるようになっている。

 ただし、ローカルストレージにビデオをダウンロードできるのは確かだけれども、ダウンロードしたビデオを再生するときは利用者認証が必要なので、全くデータ通信せずにビデオを観れるというわけではない。各種のビデオサービスのアカウントを持っているかどうかを確認した後、動画を再生できるので、動画そのものを取得するためのデータ通信は必要ないけれども、認証のための僅かな通信は必要。

 ちなみに、ビデオの再生が始まった後は、Wi-Fiをオフにしてもいいし、モバイルデータ通信をオフにしてもビデオが止まることはない。

 通信しながらビデオを観るストリーミング方式だと、途中で動画が止まってデータを取得するときがあるし、映像がカクカクして観づらくなることもある。そのため、あらかじめ固定回線や公衆無線Wi-Fiを利用してビデオの本体をダウンロードして、後からゆっくり観るほうが快適。

 このダウンロード機能は便利なので、Huluでも導入して欲しい機能なのだけれども、2014年6月時点ではまだHuluは公式にダウンロード機能を用意していない。中には、非公式にHuluのビデオをダウンロードしている人もいるようだけれども、おそらくあれはやってはイケナイダウンロードだろうと思うので、その方法は使わない。

 映画を1本観ても、400MB程度の通信量なので(2年ほどまでは1.2GBぐらいだったように記憶している)、ずいぶんとコンパクトにデータを送れるようになっているみたいなので、Huluも公式にダウンロード機能を実装してくれるとありがたい。