2014年6月7日

ONE PIECEの天竜人と海軍は日本とアメリカか?



 もう何年前か、ONE PIECEの1話目を読んだのは、確か中学生頃だったか。もう20年ぐらいになるんじゃないか。シャンクスとルフィが海の上で出会って、シャンクスの片腕が海王類に食いちぎられ、泣いているルフィに麦わら帽子を被せるシャンクス。そんな場面から始まった漫画だけれども、もうずいぶんと続いてどれくらいかとWikipediaで調べてみたら、1997年から週間少年ジャンプで連載を開始していた。

ONE PIECE - WikipediaONE PIECE - Wikipedia



 2014年時点で、もう20年近く続いている漫画だけれども、色々なエピソードがあったものの、その中でも気になったのが天竜人が登場するエピソード。魚人や人魚を奴隷にして生活する天竜人というキャラクターが登場し、その天竜人を主人公のルフィが殴って海軍が出動してくるという場面がある。

 シャボンディ諸島編のエピソードで、その頃は私もジャンプでONE PEACEを読んでいた時期なので内容を良く覚えている。

 天竜人に手を出すと、海軍が天竜人を守るためにやって来るという設定で、ルフィが天竜人を殴り飛ばした(魚人と天竜人のイザコザにルフィが介入して発生)ために海軍からルフィ海賊団が海軍から攻撃されるというのが漫画の内容。


 天竜人に危害を加えると海軍がやって来る。これは、日本とアメリカの関係に似ている気がする。つまり、日本人が天竜人で、アメリカが海軍という対応関係になる。

 ご存知のように、日本とアメリカは日米安全保障条約を締結しているわけだけれども、日本が攻撃されればアメリカが動くという形は、天竜人が攻撃されれば海軍が動くという形にソックリだ。

 ONE PEACEにおける天竜人と海軍の関係は、日本とアメリカの関係を暗喩していたように思う。筆者の尾田栄一郎はそう考えてマンガを描いていたのではないのかもしれないが、読者としてそう感じたのは確か。