今やネット通販の覇者になったAmazon。私がAmazonのことを知ったのは2001年の大学生の頃。経済学の先生が「Amazon.comでは本が2割引き3割引きで購入できるのが当たり前」と何度も言っていたので、大学のPCで検索してAmazonの存在を知った。
大学のPCと書いたが、大学生の頃はPCを持たずに生活していた。と言っても、「持たずに=使わずに」というわけではなく、持っていないものの使ってはいた。2001年というと、ソフトバンクがISP市場に参入し、赤いポロシャツを着た人がADSLのモデムを配っていたのが懐かしい。
パソコンなんて何十万円もする高価なもの。ネット接続なんて使えば使うほどお金がかかる。そのようなイメージを持っていたので、大学生の頃は自分のPCを持たず、大学の情報センターに設置されている共用のPCを使って過ごした。
2000年の初めだと、まだケータイでもパケット定額サービスはなかったし、ADSLは定額であったものの低速で、料金も高かった。2015年の今ならば、月額1,000円程度で高速通信が使えるし、モバイルネットワークの利用料金は劇的に安くなった。あの頃なんて、ケータイ代が月に5万円(!)なんていう高校生もいたぐらいだ。メールを頻繁にやりとりして、電話もかけると、それぐらいの料金になるのだが、今では信じがたい費用だ。
日本には再販制度があるので、本が2割引き、3割引きで販売されることは少ないが、電子書籍ならば、20%offクーポンや50%offクーポンが頻繁にDMで送信されてくるので、格安で本を買える。
話の本題はAmazonのレビューなのだが、Amazonにはレビュー機能があり、特定の製品についてユーザーがレビューを投稿できるようになっている。
レビューが集まるAmazon。 |
ネットで何か買うとなると、「とりあえずAmazonで」と考えるのが今風。そのため、製品を探すユーザーがアマゾンに集まりやすい。そこにレビューがあれば、読まないわけがない。
ザクザク集まるレビュー。 |
このレビューは誰でも投稿でき、テキスト、写真、動画、この3つでレビューを構成できる。レビューを投稿すると、Amazonからお礼のメールが来るが、それ以外には何もない。「何も見返りがないのにレビューなんてしないよ」と思ったアナタ、まだまだですね。
公式には何の見返りもないように思えるが、ランキングが上がり、有益なレビューが多いと、「お声」がかかる。お声とは何かというと、製品をレビューする機会が与えられるということ。
Amazonでレビューする機会が与えられるというと、Amazon Vineが有名。
VineはAmazonがユーザーを招待するプログラムで、一定の基準を満たすと招待される。じゃあ、このプログラムに参加するのかというと、そうではない。
Vineプログラムに参加せずとも、有益なレビューが増え、ランキングが上昇してくると、個別にレビュー希望の案内が来る。といっても、Amazonが案内を送ってくるわけではなく、Amazonで製品を販売している業者が個別にコンタクトを取ってくる。
2015年8月時点では、私のレビューランキングは131位だが、これぐらいのランキングでもレビュー依頼は週に15件ぐらいは来る。モバイルバッテリーやイヤホン、ヘッドホン、ケーブル類など、デジタル系の製品を頻繁に購入してレビューしているので、デジタル製品を扱う業者からのレビュー依頼が多い。
何のリターンも無さそうなレビュー投稿のように思えるが、どこにレビューを書くかによって、思いがけないプレゼントを受け取れるチャンスを得られる機会がある。