クラシックを聴きたいときには、CDをショップで買ってくるか、レンタルショップで借りてくる。これが10年前ぐらいまでは当たり前だった。人の声が入っている曲もいいが、たまには楽器だけの音楽も聴きたい。そういう気分の時はクラシックを聴いたものだが、クラシックには素人が手を出しにくい壁がある。
その壁とは、「選択」だ。選択というよりも、音楽なので選曲と言ったほうが適切かもしれない。CDショップやレンタルショップでクラシックコーナーに立ち寄った人ならば分かるだろうが、ナントカ協奏曲、ナントカ交響曲なんていう曲名が付いていて、さらに4番や3番と番号が振られている。クラシックの素人はこの時点で混乱し、狼狽し、「自分にはクラシックなんて無理だ」と諦めてしまう。
さらには、作曲家も多々おり、知っている人から知らない人まで、数えきれないほど。学生の頃、音楽の時間に習った人タチならば知っているので、「クラシックならばモーツァルトかな」、「ベートーヴェンやショパンも知ってる」などと、断片的な記憶を手がかりにそれらしき人たちの曲を選んでみる。まぁ、最初はそんなもの。
また厄介なことに、作曲する人と演奏する人は同じではなく、どこのフィルハーモニーが演奏したかという違いもある。ウィーンフィルハーモニーなのか、ベルリンフィルハーモニーなのか、はたまた別のところか。
この選択の多さに素人は圧倒され、クラシック音楽を聴こうとする初心者を退ける。これが10年前まで続いた。
しかし、2015年の今ならば、便利な道具がある。ネット経由でAmazonのMP3ストアからクラシック音楽を購入できる。しかも、有り難いことに、66曲とか99曲と大量の曲がセットになって250円とか160円でダウンロードできる。99曲で350円だとすると、1曲あたり約3.53円。四捨五入しても1曲4円なので、もうクラシックCDを選ぶときに混乱する必要はないし、狼狽することも、諦めることもない。
50 Must-Have Tchaikovsky Masterpieces
チャイコフスキーの楽曲が50も入って、わずか200円。1曲あたり4円。これ以上は望めないほどの手軽さだ。CDショップでウンウンと唸る必要はもう無い。
100 Must-Have Angel Voices
これも100曲入って300円。こちらはエンジェルボイスという名前で、色々なアーティストの曲が収録されている。オムニバスクラシックですな。
あまりに魅力的なものばかりなので、他の商品をもっと見たいと思って、Various artists というカテゴリーリンクをクリックすると、同種の音楽が大量に表示されるのかと思いきや、、、
Various artistsのリンクをクリック |
悲しいかな、404ページに行ってしまう。
これ、Amazonはかなりの機会損失をしていると思う。
200円程度で数十曲をパック購入できる商品を求めている人は多いだろうから、このカテゴリーを独立させてページを作れば、もっと売れる。このシリーズだけを集めたページを作れば、クラシック音楽を気軽に聴きたい人がドンドンとダウンロード購入するので、ぜひともAmazonは専用のページを設けるべき。
他にも紹介しきれないほどたくさんある。
99 Must-Have Classic Gold
これは私も購入して聞いているもの。99曲入っていて、クラシックの有名な曲が収録されている、剣の舞やボレロ、フィガロの結婚も収録されている。これで200円ですからね、もう買うしかない。
99 Must-Have Classic Gold 2
2作目もいつの間にかリリースされていました。これも良さそうなので、近日中に購入します。
スマホやタブレットでランダム再生して聞き流すのがオススメです。
他に、ショパンもベートーヴェンもモーツァルトも、AmazonのMP3ストアで取り扱いがあります。
AmazonのMP3音楽は、Kindle Fireシリーズのみならず、iPhoneやiPad、Android端末でも聴くことができる(専用のアプリがある)ので、スマホを持っている人ならば聴けます。
Amazon Music
買わない、借りない、そして迷わない。AmazonのMP3クラシックは最高に便利です。
リーズナブルなところも確かに利点だが、Amazonで販売されるクラシックMP3商品の最大の利点は、選ぶ難しさを取り除いた点にある。