2015年8月24日

ドローンにオートパイロット機能が備わればもっと活用範囲が広がる。


ドローンに対する風当たりが強まりつつありますが、考えれば考えるほどドローンは役に立つと思えてくる。

おもちゃのラジコンヘリと考えてしまうと、ただの遊び、子供のおもちゃと扱われて終わってしまいますが、無人で空を飛べ、撮影ができるとなると、活用法は多々あります。

花火大会やお祭でドローンを飛ばすと、ナンヤカンヤと制限を受け、「ドローン、ラジコンヘリの飛行はご遠慮ください」と花火大会のウェブサイトに書かれていたりする。確かに、羽がブンブンと回っているシロモノが、上空数十メートルから落下してきて、それが人に当たれば怪我をする人もいるかもしれない。

手動だとどうしても墜落しやすく、常にリモコンで操作しなければいけないし、操作者の技術水準に依存してしまう。リモコンのレバーの動きをずっとキープしないといけないので、途中で集中が切れると、思わぬ動きをする。

飛行機にはオートパイロット機能がありますが、あれと似たようなものをドローンにも搭載すれば、高度、飛行速度、移動する場所を事前に設定して、自動で飛ぶようにする。そうすれば、墜落事故は減るだろうし、操作する手間も省ける。


カメラ付 RC ラジコン クアッドコプター



手動で動かしているうちは人間が必要だし、墜落する可能性も高まるし、墜落してドローンが壊れる可能性も高くなる。やはり、ドローンは無人で自動制御されるのが最適だ。


有効な活用法


夏の時期、海水浴場の監視に使うのは良い活用法だ。今年、2015年は関東の海水浴場でサメがやってきて、海水浴場が一時的に閉鎖された。ヘリコプターで上空からサメがいることを確認していたが、そこでドローンを使えば、大袈裟にヘリコプターを飛ばすこと無く、ササッと上空からサメの状況を確認できる。

ヘリコプターを用意するのは簡単じゃないが、ドローンならば海水浴場でも購入できるし、自動で飛行制御すれば操作者の腕にも影響を受けない。

サメがいないかどうか。ヘリコプターをずっと飛ばすわけにもいかないので、ドローンで上空からサメを監視するのがいい。オートパイロットで海水浴場の上空をグルグルと旋回しながら海を撮影する。これならば、サメの監視だけでなく、海水浴客が溺れていないかなど、他の用途でも使えるので、一石何鳥にもなる。

他にも、アミューズメントパークの巡回パトロールで使うのもいい。遊園地や動物園、USJなどは敷地面積が広いので、人間が警備するとなると時間も労力も多く必要になる。決まった高度、決まった速度、決まった経路で動くようにセットして、バッテリーが一定以下になったら帰還するように自動で制御する。これでパトロールが劇的に楽になるのは間違いない。

やはり、ドローンを活用するには、手動で操作しないところがキモになる。どれだけ上手に操作しても、手動で操作していると、途中で集中力が低下し、落下して人に当たる。飛行機は、オートパイロット機能によりパイロットの負担が減り、安全な乗り物になった。ドローンもオートパイロット機能を搭載すれば、墜落しにくくなるし、操作する人への負担も減り、さらには進入禁止区域に入らないように事前にプログラムを組んでおくことも可能だ。

他には、スポーツの中継を上空から撮影するのも面白そう。野球やサッカーの中継では地上からの撮影が主体だし、撮影場所も固定されているので試合中はアングルを変更できない。しかし、上空から自動で撮影できると、撮影場所を移動できるので、臨場感がアップするし、見ている人も飽きにくい。野球場やサッカー場のような狭い場所でヘリコプターを飛ばすわけにもいかないので、小型のドローンによる中継が丁度いい。

あとは、私有地の監視にも使える。地方だと森とか畑とか、後は営業を終了したアミューズメントパークなど、広大な私有地を持っている人がいて、人が歩いて監視するには広すぎるので放置されがちだ。自分で警備するには限界があるし、人に依頼するほど費用を負担できないとなると、ドローンがうってつけだ。

私有地に無断で進入する人もいるらしいので、そういう人が入ってこないように監視するには上空から撮影するのがラクだ。森なんてホイホイと入って巡回はできないし、クマに遭遇したら厄介です。

海でもドローンの活用法があります。漁業というのは色々と制限があり、漁協ごとに漁をする場所が決まっている。そのため、無断で密漁する人が出てこないように、港の周辺を上空からパトロールするのも良さそうです。

移動する監視カメラとして活躍できますから、パトロールはドローンに任せて、いざ何かあったときは人が向かう。このような役割分担ができます。


夜間の街をパトロールするのも、警察だけでなくドローンも参加させ、上空と地上から二重で巡回すれば効率的だ。何かを追跡するときも、パトカーでグイグイと追いかけるだけでなく、ドローンでも追跡し、パトカーによる無理な追跡を減らしていける。

工場や駐車場の夜間警備をドローンで実施するのもいい。人間が担当すると、夜の勤務は体に負担がかかるし、深夜割増賃金が必要なので人件費も高い。監視カメラは固定されていますが、ドローンは移動が得意なので、監視カメラでは見れない場所まで見れるようになる。

もっと活用例はある。耕作放棄地を上空から調べるためにも使えるところも良い。使われていない不動産を見つけるにはヘリコプターよりもドローンが手軽で便利だ。費用(ヘリコプターをチャーターするよりは低コスト)もスキルもあまり必要ない(自動で操縦できる)ので、不動産のチェックにもオススメ。

プライバシーの問題はあるものの、これほど有益な道具をお蔵入りさせるのはあまりに惜しい。



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